安全・安心目標・重点実施事項・実績及び予算 Goals and Implementation Priorities
輸送の安全に関する目標および達成状況
輸送の安全に関する目標は、国土交通省が策定した「事業用自動車総合安全プラン2025」の事故削減目標(2025年までに乗客の死者数ゼロ、死者数10人以下、重傷者数150人以下、人身事故件数800件以下、飲酒運転ゼロ、乗合バスの車内事故件数85件以下、貸切バス負傷事故件数20件以下)に基づき、当社独自の目標を加えて、2025年度までに達成すべき目標として策定し、各重点実施事項に取り組んでいます。
輸送の安全に関する重点施策
❶ 交差点における重大事故防止
「交差点手前における『前方よし』の呼称による安全確認」ならびに「交差点右左折時、横断歩道手前での一時停止による安全確認」を徹底しています。
❷ 車内人身事故防止
- ア着座後発車の実施を図るため、車内ミラーに映る車内の状況をしっかりと確認した上で発車する『ゆとり発車』を徹底するよう指導教育を図っています。
- イお客様の転倒を予防することを目的に、車内人身事故の画像分析を実施して転倒発生の頻度が高いバス車内場所の手 すり、つり革、荷物フック等の工夫を凝らして、少なくと もお客様の片手がつり革、手すり等に掴まって両足両手で 身体を支持できる環境を整備する検討を図っています。
❸ 回送運行時における有責事故防止
回送運行時における緊張感の薄れや、先急ぎ・注意の偏りに起因する事故傾向が多いことから、事故発生状況、運転士の心理状況、運転行動などを洗い出し、ドライブ レコーダの映像等を積極的に活用した指導教育を推進しています。
❹ 静止物への接触事故防止
- ア車両感覚やオーバーハングおよび左ミラーの見え方など車両構造上の特性について理解させる体験教育を実施し、静止物への衝突事故防止を図っています。
- イ車庫内格納ルールの策定や見直し、停止位置目標マーカーの設置、管理者による車庫内巡回を強化し、車庫格納時における静止物等への衝突事故の防止に努めています。
❺ 経験の浅い運転士に対する指導教育の強化
- (1)経験の浅い運転士を対象に運転技術および事故防止意識の向上を図ることを目的として、研修センター併設の教習コースを活用した基本訓練の反復および事故事例のドライブレコーダ映像を活用した座学教育を実施し、経験 の浅い運転士に対する指導教育の強化を図っています。
- (2)新入運転士等を指導する教官運転士や班長運転士を対象に、外部機関での研修を受講させ、自らの運転技術および指導力の向上を図っています。
輸送の安全に関する実績および予算
輸送の安全に関する2023年度の実績および2024年度の予算は、次のとおりです。